「脳のエサ」として最低でも1日に“約130g”の糖質は必要となります。
逆に言うと、これさえ確保しておけば「糖質不足」という状況は避けられるわけです。
具体的には・・・ご飯やパンには「100gあたり40g前後」の糖質が含まれていますので、
【ご飯の場合】子供茶碗3杯分くらい
【パンの場合】6枚切食パン4枚分くらい
が1日に最低限必要な炭水化物の量ということになります。(「炭水化物」=「糖質」+「食物繊維」)
これを超えて摂取した糖質は、一応「とり過ぎ」の域にカウントされる、と思ってください。※実際には運動量や生活内容によって個人差があります。
糖質をとり過ぎると、急上昇した血糖値の火消し役として「インスリン」が大量出動し、逆に低血糖状態となるため「異常な眠気」や「倦怠感」「情緒不安定」といった体調不良へとつながってしまうわけですね。
もし、上記の状況にお心当たりがある場合は、インスリンの大量出動を防げば問題は解決します。
つまり、火消し(インスリン)が登場する前に火(血糖)を消しておけばいいのです。
それを薬なしでやってのける方法が、1つあります。
「運動」です。
実は、「筋肉」は、最大の「糖の消費臓器」でもあるので、運動をすると筋肉が血液中の糖質を取り込んでくれるため、血糖値が上がらなくて済むんですね。
そうすると、インスリンも大量出動の必要がなくなります。
結果、低血糖になることもなく、不快な症状に悩まされることもなくなるわけです。
試しに、食後に異常な眠気に襲われた時、そのまま居眠りしてしまうんじゃなく「えいっ!!」と奮起してトイレに立ったり、食卓を片づけたり・・・何らかのアクションを起こしてみてください。
からだを動かすことで、筋肉にある「糖のとり込み口」が開くと、さっきまでの眠気がウソのようにパァーっと晴れ渡るのを実感できると思います。
そう、(糖尿病の運動療法でない限り)食後にソッコーで本格的な運動にとりかかる必要はないのです。
「食後の眠気」程度の症状であれば、ちょっとからだを動かすだけでも有効です。
ただし、インスリンの出動より先に対処しなければなりませんので、「食後すぐ」のタイミングでなければ効果は期待できません。
食べたあとにいつまでも食卓でダラダラしていたのでは、インスリンがさっさと出動してきて、余った糖質を脂肪に換えて(!)体内に蓄積していきますので、血糖値は下がりますが、脂肪は増えていく一方です。
それが顕著に表れるのが「お腹周りの脂肪」です。(糖質をとり過ぎると、テキメンここに脂肪が溜まります。笑)
一方、筋肉がとり込んだ糖質は、そのままエネルギーとして消費されるため、体内に蓄積されることはありません。
via 食後の眠気の解消法: あなたはホントはやせられる!!
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